ケガをして出血をしている人の応急手当!
「直接圧迫止血法」を知っておこう
日常生活が一変する大規模災害。
医師の処置や診察を受けたくても、すぐには診てもらえない…という状況も当たり前に発生します。
そのような中、もしケガをして出血している人がいたらどうしますか?
一人一人が応急手当の方法を知っておくことで、きっと助かる命は増えるはずです。
血液を1L以上失うと危険!
大人の体に流れる血液は約4~5リットルです。
そのうち1リットル以上の血液を失ってしまうと、命に危険が及ぶと言われています。
もちろん体が小さい子どもなどは、それ以下の出血量でも危険。
ですから出血は直ちに止血することが重要になります。もし災害時、ケガをして出血している人がいたら積極的に応急手当をすべき。
そうは言っても、応急手当の方法を知らなければ行動に移すことができませんよね?以下にご紹介する止血方法を知っていることで、迷わず応急手当をすることができるかもしれません。
「直接圧迫止血法」のやり方
「直接圧迫止血法」は、出血に対する基本的な止血方法です。
感染予防のためビニール手袋やビニール袋を利用し、出血している傷口を直接ガーゼやハンカチなどで強く押さえ、しばらく圧迫することで止血を行います。
多くの出血は、この方法で止血可能。
災害時、出血している人がいたらまず直接圧迫止血法を行い、その後できるだけ早く医師の診察を受けるようにします。
日本赤十字社 東京都支部では、応急手当や心肺蘇生などの方法が学べる講習を実施し、より多くの方に命を守るための具体的な知識・技術を普及しています。
個人でも企業・団体でも参加可能です。ぜひ緊急時の備えとして学んでみませんか?
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避難所における
「要配慮者」の対応
避難所には高齢者、視覚や聴覚、肢体が不自由な方、外国人などサポートが必要な方も。自分の身の周りにいる要配慮者を把握し、サポート方法を知っておくことはとても大切です。
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「こころのケア」
被災者に接するポイント
災害に見舞われた被災者は大きなストレスを受けます。特別なことをする必要はありません。「何かしてあげたい」「声を掛けようかな」と思ったら、躊躇せず行動してみてください。
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恐ろしい
「エコノミークラス症候群」
避難生活は「エコノミークラス症候群」の危険性が高まる状況にあります。過去の災害でも多発したエコノミークラス症候群。正しい方法で防げるということを覚えておきましょう。
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自分たちは
自分たちで守る(共助)
ご近所とお付き合い、していますか?日常生活が奪われる大規模災害の現場では、ご近所との支え合いがとても重要。普段からコミュニケーションを取っておくことが大切なのです。
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自分の命は
自分で守る(自助)
災害時、被害を最小限に抑えるために重要となる「自助」。いつ起こるか分からない災害に備え、自分でできることがあります。後悔しないためにも万全の準備をしておきましょう。
04
知っておきたい「正常性&
同調性バイアス」
「正常性バイアス」「同調性バイアス」を知っていますか?平時は心を守る二つのこころの働きですが、避難を遅らせてしまうことも。あらかじめ知っておくことが逃げ遅れを防ぎます。
03
災害時の「安否確認」や
「情報収集」
災害時、親しい人の安否が確認できないことは精神的負担に。安否確認手段の用意が重要です。安否確認手段を持つ人とそうでない人では明暗を分けることとなるでしょう。
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大地震発生…むやみに
移動を開始しないで!
もし外出中に大地震が発生したら…むやみに移動を開始するのは危険。自分を危険にさらすだけでなく、“救えるはずの命が救えない”という事態を招いてしまうかもしれません。
01
「首都直下地震」の
被害想定について
今後30年以内に70%の確率で発生するとされる「首都直下地震」。その被害想定を考えると、防災知識を高め、正しく備えることが差し迫った課題であると認識できるはずです。