災害時、大切な人の安否確認手段は複数確保がおすすめ!後悔しないために…
災害時、家族や親しい人の安否が確認できないことは、大きな精神的負担になります。
しかし大勢の人が連絡を取り合おうとすることにより、電話やインターネットが繋がりにくくなる可能性も。
だからこそ、事前に安否確認の手段を複数確保しておくことが大切になるのです。
あらかじめ災害時の状況を想定し、安否確認の手段を持っている人とそうでない人では、きっと明暗を分ける結果となることでしょう。
災害時はメールやSNSの活用を!
大規模災害の際、多くの人が連絡を取り合おうとして電話を使用することで、通信制限によって固定電話や携帯電話による通話がほぼ不可能になってしまいます。
実際、2011年に発生した東日本大震災でも、携帯電話による音声通話は70~95%が制限され、安否確認できずに不安を抱えた人が大勢いました。
電話が繋がらない場合は、インターネットを使ったメールやSNSなどの活用もおすすめ。
たとえ連絡が取り合えなくても、TwitterやFacebookなどに自分の状況を投稿しておくことで、親しい人に安心してもらうことができるでしょう。
災害時つながりやすい公衆電話
災害時、公衆電話は固定電話や携帯電話より繋がりやすくなっています。
公衆電話は、災害等の緊急時に電話が混み合って通信規制が実施される場合であっても、通信規制の対象外として優先的に取り扱われるのです。
ただスマートフォンの普及率拡大によって、公衆電話を使用する機会は減少。一度も公衆電話を使用したことがない、という方も増えてきていることでしょう。
あらかじめ公衆電話が自分の住む地域や通っている地域のどこに設置してあるか確認しておくとともに、公衆電話で使用できる10円玉や100円玉を複数枚準備しておくことをおすすめします。
災害用伝言板&災害用ダイヤル「171」
過去のたくさんの自然災害により防災意識が高まる中、各通信業者から「災害用伝言版」サービスが提供されています。
災害用伝言版は、災害が発生したときに自分の状況を登録することができ、インターネットを通じて登録情報を確認できる災害時専用サービスです。
また、災害時に音声を録音・再生できる声の伝言板「災害用ダイヤル171」も安否確認の手段としておすすめ。
他にも災害時の安否確認に活用できるサービスはたくさん提供されているので、どの安否確認サービスを活用するか検討し、使い方もあわせて確認しておくことも大切な災害の備えです。
他にも、避難先や家族の状況をメッセージボードや紙などのメモに残して避難することで、心配して訪ねてきた人を安心させることができます。
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避難所における
「要配慮者」の対応
避難所には高齢者、視覚や聴覚、肢体が不自由な方、外国人などサポートが必要な方も。自分の身の周りにいる要配慮者を把握し、サポート方法を知っておくことはとても大切です。
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「こころのケア」
被災者に接するポイント
災害に見舞われた被災者は大きなストレスを受けます。特別なことをする必要はありません。「何かしてあげたい」「声を掛けようかな」と思ったら、躊躇せず行動してみてください。
08
恐ろしい
「エコノミークラス症候群」
避難生活は「エコノミークラス症候群」の危険性が高まる状況にあります。過去の災害でも多発したエコノミークラス症候群。正しい方法で防げるということを覚えておきましょう。
07
自分たちは
自分たちで守る(共助)
ご近所とお付き合い、していますか?日常生活が奪われる大規模災害の現場では、ご近所との支え合いがとても重要。普段からコミュニケーションを取っておくことが大切なのです。
06
自分の命は
自分で守る(自助)
災害時、被害を最小限に抑えるために重要となる「自助」。いつ起こるか分からない災害に備え、自分でできることがあります。後悔しないためにも万全の準備をしておきましょう。
05
応急手当のキホン
「直接圧迫止血法」
災害時は、すぐに医師に診てもらえないという状況が当たり前に発生します。だからこそ、一人一人が応急手当の方法を知っておくことがとても重要。被害の抑制につながるはずです。
04
知っておきたい「正常性&
同調性バイアス」
「正常性バイアス」「同調性バイアス」を知っていますか?平時は心を守る二つのこころの働きですが、避難を遅らせてしまうことも。あらかじめ知っておくことが逃げ遅れを防ぎます。
02
大地震発生…むやみに
移動を開始しないで!
もし外出中に大地震が発生したら…むやみに移動を開始するのは危険。自分を危険にさらすだけでなく、“救えるはずの命が救えない”という事態を招いてしまうかもしれません。
01
「首都直下地震」の
被害想定について
今後30年以内に70%の確率で発生するとされる「首都直下地震」。その被害想定を考えると、防災知識を高め、正しく備えることが差し迫った課題であると認識できるはずです。